eYachoと電子黒板モニまるの連携が建設現場の会議を変える 全員の合意をその場で形にする新しいスタイル
建設現場のDXが進む中で、多くの現場監督や作業員の方々がeYachoを活用されています。手元のタブレットで図面を確認し、日報を作成できる利便性は、業務効率を確実に向上させました。
しかし、現場にはまだ解決すべき課題が残っています。それは、複数人での情報の共有と合意形成の難しさです。
タブレットは個人の作業には最適ですが、朝礼や会議で全員に情報を伝えようとすると、どうしても画面の小ささがボトルネックになります。
そこでお伝えしたいのが、現場仕様の電子黒板モニまると、Android版eYachoを連携させるという新しい解決策です。これは単に画面が大きくなるだけではありません。現場の意思決定のスピードと質を根本から変える可能性を秘めています。

タブレットの画面共有だけでは伝わらないこと
現場事務所での打ち合わせを想像してみてください。 担当者がタブレットやノートPCで図面を開き、それをプロジェクターに映す、あるいは小さな画面を皆で覗き込む。そして、担当者が手元の端末でメモを取る。
この従来のスタイルには、実は大きな落とし穴があります。
それは、書き込んでいる内容がリアルタイムで全員に伝わりにくいことです。 あとでデータを送りますと言われても、その場の議論の熱量や、細かいニュアンスまでは共有できません。結果として、現場に出てから、あれ、ここはこういう話じゃなかったっけという認識のズレが生じることがあります。
大画面で全員が向き合い、その場で書き込む価値
モニまるという巨大なキャンバスにeYachoを表示させることで、この景色は一変します。
最大のメリットは、全員の視線が一点に集中し、その場で合意形成ができることです。
65インチ以上の大画面に映し出された図面を前に、職長、監督、協力会社の担当者が車座になります。 ここが干渉しそうだ、と誰かが指摘すれば、即座にその部分を拡大する。 じゃあこう変更しよう、と決まれば、その場で電子ペンを取り、全員が見ている目の前で図面に書き込む。
この、見ている目の前で決定事項が書き込まれるというプロセスこそが重要です。 全員がその書き込みを目撃し、頷くことで、その場の決定に対する納得感が圧倒的に高まります。言った言わないのトラブルは、このプロセスを経ることで劇的に減らすことができるでしょう。
Android連携だからこその直感的な操作
さらに、このシステムを強力にするのがAndroidでの連携です。 モニまるはAndroid OSを搭載しており、普段使い慣れたスマートフォンやタブレットと同じ感覚で操作できます.
PCを起動して、マウスを操作して、というまどろっこしい手順は不要です。 画面上のアイコンをタップすればeYachoが立ち上がり、指先やペンで直感的に図面を動かせます。
デジタル機器に不慣れなベテラン職人の方でも、紙の図面を指差して会話するのと同じ感覚で、デジタルデータを扱えるようになるのです。これは、現場のDXを浸透させる上で非常に大きなアドバンテージとなります。
最高の環境を構築するために
全員で画面を見ながら、全員の同意のもとで情報を記録する。 この当たり前のようで難しかった理想の会議スタイルは、eYachoとモニまるの組み合わせで実現可能です。
私たちは、この連携こそが建設現場のコミュニケーションにおける最適解の一つであると確信しています。
※現時点での情報となりますが、あらかじめご了承ください