上に戻る戻る

ゲリラ豪雨を20分前に察知。屋根職人を雨漏りの悪夢から救った、現場の司令塔

SL株式会社 様

  • 業種: 屋根工事業
  • 事業内容: 戸建住宅・集合住宅・商業施設等の屋根工事全般
  • 導入現場: 大型商業施設 新築工事現場

導入背景

同社では、屋根工事の最大の敵である「天候」、特に予測が難しい局地的な豪雨による被害に頭を悩ませていた。作業途中の屋根に雨が降り込み、建物内部に損害を与えてしまう事態が過去に発生。以来、少しでも天気が怪しい日は作業を中止せざるを得ず、工期の遅延や作業効率の低下を招いていた。そこで、より精度の高い情報に基づいて作業判断を行うため、現場事務所内に設置する情報共有ツールとして「モニまる」の導入を決定した。

抱えていた課題

現場責任者のM様(42歳)は、長年の経験と勘を頼りに天候を読み、作業の可否を判断してきました。しかし、近年の異常気象は、ベテランの経験則だけでは対応しきれない場面が増えていました。

  • 突発的な雨による手戻り 急な雨雲で作業が中断し、防水が不完全になることがあった。
  • 資材のロス 紙図面での計算ミスにより、屋根材の寸法を誤って高価な材料を無駄にした。
  • 作業効率の低下  雨予報で作業を中止したが降らず、作業日が無駄になる空振りが多発した。
  • 危険の周知不足 全体への声かけだけでは具体的な滑りやすい箇所を周知できていなかった。

モニまる導入による解決策

「Mさん、俺たちの目を、上空30kmまで広げませんか」。若手社員のその一言に、M様は半信半疑でした。しかし、雨漏りのリスクを前に、地上事務所に「モニまる」を設置。これを現場の「気象台 兼 作戦司令室」と位置づけました。

  • 高精度な気象情報の可視化 雨雲レーダーや短時間予報を表示し、勘に加えてデータで判断した。
  • 資材の最適化(板取) 板取図を大画面で共有し、無駄を減らして加工ミスと材料ロスを防いだ。
  • 安全箇所のピンポイント共有 ドローン映像で濡れた箇所を特定し、具体的な安全指示を出した。

活用方法

  • リアルタイム雨雲レーダー監視 雨雲の接近を確認次第、即座に無線で連絡し作業中断と養生準備を促した。
  • デジタル板取図による加工作業 板取図とメモを照合し、思い込みによる加工ミスを防いだ。
  • 写真を使った危険予知(KY)活動 前日のヒヤリ箇所の写真を共有し、危険を議論して対策を立てた。

導入効果

  • 天候が原因の漏水事故・手戻りがゼロに 高精度予測により雨前に養生を徹底し、漏水や手戻りを防いだ。
  • 材料の廃棄ロスを15%削減 板取図の大画面共有で加工ミスが減り、材料ロスを削減した。
  • 不要な作業中止を30%削減 雨雲の動きを正確に予測し、無駄な中止を減らして効率を高めた。
  • 安全意識の向上 危険箇所を写真で共有し、安全意識を高めてヒヤリハットを減らした。

お客様の声

(現場責任者 M様 42歳)

20年以上空の色と風の匂いで天気を読んできました。部下がモニターで天気を見ると言った時も、スマホの予報と大差ないだろう、と正直なめていました。 考えが変わったのは、巨大な倉庫の屋根をやっていた時です。俺のスマホの予報は一日中曇り。若手から無線で「親方、あと20分で来ます!すぐ撤収してください!」と連絡があった時は半信半疑でした。でも、念のため全員を屋根から降ろし、防水シートを完璧に展張した。その10分後ですよ。バケツをひっくり返したような土砂降りが来たのは。 もしあのモニまるがなかったら、建物の中は水浸し。考えただけで血の気が引きます。あれはただの天気予報じゃない。俺たちの現場の“目”なんです。あの一件以来、モニまるを信じることにしています。

今後の展開

今後は、現場に設置した定点カメラの映像を「モニまる」にストリーミング表示させることを計画しています。これにより、M様が事務所にいながら、屋根全体の作業状況を俯瞰で確認できるようになります。職人の配置や資材の運搬などをより効率的に指示することで、さらなる生産性の向上を目指していきたいと考えています。

icon

建設現場のDX化をご検討中の方へ

モニまるの導入により、御社の現場でも同様の効果が期待できます。
まずは無料デモでその効果をご体感ください。

お問い合せ 資料ダウンロード

建設現場のDX化に
役立つ情報をお届け

最新の導入事例、活用ノウハウ、お得なキャンペーン情報など、 現場の生産性向上に役立つ情報を月数回配信しています。 ※ワンクリックでいつでも解除可能


    ご登録いただいた個人情報はプライバシーポリシーに則り利用させていただきます。