デジタル苦手な監督が認めざるを得なかった、情報共有を変える一台
導入企業
株式会社 C建設会社 様
業界: 建設業(総合建設)
人数:240名
導入時期:2025年4月
事業内容: 商業ビル・マンションの新築、リニューアル工事
導入現場: 東京都内 オフィスビル新築工事現場
導入背景
同社は事業拡大に伴い、建設現場の生産性向上と若手人材が働きやすい環境作りが経営課題となっていた。特に、現場監督の経験と勘に頼りがちだった従来のアナログな情報共有方法では、大規模現場での伝達ミスや監督業務の負担増が問題視されていた。そこで、会社として建設DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する方針を掲げ、今回の都内オフィスビル新築工事を、情報共有の効率化を目指すモデル現場と位置づけ、新しいツールの試験導入を決定した。
抱えていた課題
現場監督のB様(34歳)は、昔ながらのやり方を重視しており、PC作業などデジタルツールに苦手意識を持っていました。しかし、現場の規模が大きくなるにつれ、紙媒体での情報共有に限界を感じていました。
- 朝礼準備の大きな負担
印刷と貼り替え作業に毎朝30分以上かかっていた。 - 情報の伝達漏れとタイムラグ
急な変更に対応できず古い情報が伝わり、周知も徹底できなかった。 - 掲示板の煩雑化
掲示物が多すぎて重要情報が一目で分かりにくかった。 - 紙資料の劣化
湿気や風で紙が傷み、貼り直しの手間が発生していた。
モニまる導入による解決策
若手社員から「現場の情報共有をデジタル化しませんか」という熱心な提案を受け、田中様は半信半疑ながらも大型液晶ディスプレイ「モニまる」の導入を決意。これまでアナログで行っていた情報共有を、「モニまる」一台に集約しました。
- ペーパーレス化の実現
紙の印刷・掲示作業をなくし、全情報をモニまる画面に表示。 - 情報のリアルタイム更新
PCやスマホから即時更新し、現場全体へ正確に周知。 - 優れた視認性
大画面で情報を明確に表示し、離れても確認しやすく注目を集められる。
活用方法
- デジタル朝礼ボードとして
作業工程や安全事項、天気予報などをスライド表示し、朝礼開始時に最新情報を自動表示。 - 打ち合わせ時の図面表示
図面を大画面で共有し、全員が同じ箇所を確認できることで打ち合わせの質が向上。 - 安全意識向上のためのコンテンツ放映
休憩時間に啓発動画や事例を放映し、作業員の安全意識を高める。
導入効果
- 朝礼準備の時間がゼロに
印刷や貼り付け作業がなくなり、重要業務に時間を充てられるようになった。 - 情報伝達ミスが大幅に減少
常に最新情報が共有され、誤伝達や見落としがほぼなくなった。 - 現場の整理整頓
掲示物がなくなり、事務所や詰所がすっきり整理された。 - 協力会社からの評価向上
情報共有の分かりやすさが評価され、現場のコミュニケーションが円滑になった。
お客様の声
(現場監督 B様 34歳)
正直、最初は現場にただのデカいテレビを置いてどうするんだ、って提案を全く相手にしていませんでした。自分はデジタルが苦手だし現場は紙の図面と直接の指示が一番だと信じていましたから。 休日の時にふと見えた現場で液晶ディスプレイを使用しているのを見て導入を考えたのです。いざ使ってみて驚きました。今まで毎朝薄暗い中でやっていた紙の貼り替え作業が、スマホを数回タップするだけで終わる。ちょっと感動しましたね。 朝の時間に余裕ができました。準備に追われることがなくなり、職人さん一人ひとりの顔を見て話す時間が作れるようになりました。情報の伝達ミスも減って、スムーズに回っているのを実感します。
今後の展開
今回の導入成功を受け、社内の他の中・大規模現場にも「モニまる」の導入を標準化していくことを検討しています。将来的には、各現場の「モニまる」をネットワークで繋ぎ、本社から全現場へ向けての重要通達や安全メッセージを一斉配信するなど、さらに活用の幅を広げていきたいと考えています。
