2025.10.09 活用方法

建設ソフトウェア会社必見！電子黒板と基幹システムの連携方法

貴社が開発・提供されている、建設業界に特化した素晴らしい基幹システム。工程管理、原価管理、勤怠管理、安全管理など、その機能は多岐にわたり、多くの建設会社の業務を支えていることと存じます。

しかし、その素晴らしいシステム、もっと現場の”リアルタイム”と繋ぎたい、そうお考えになったことはありませんか？

多くの現場では、事務所に戻らないとシステムに入力・確認ができないという「現場とシステムの断絶」が、いまだ大きな課題として存在します。この”ラストワンマイル”の壁を打ち破る鍵、それが現場の情報ハブとなる電子黒板モニまるとの連携です。

この記事では、貴社のシステムとモニまるを連携させることで生まれる新たな付加価値と、その具体的な技術アプローチについて解説します。

なぜ電子黒板との連携が求められるのか？市場価値と顧客メリット

電子黒板との連携は、貴社のシステムに新たな価値を付与し、顧客である建設会社に絶大なメリットを提供します。

リアルタイム性の向上　
現場で発生した情報（作業進捗、KY活動報告、資材の受入状況など）が、その場で『モニまる』を通じて基幹システムに登録されます。経営者や管理者は、事務所にいながら、”今”の現場を正確に把握できます。
入力の手間削減とデータ精度の向上　
現場の誰もが、大きな画面で直感的にタッチ入力できるため、これまで面倒だった日報作成や各種報告の手間が激減。入力漏れや転記ミスもなくなり、データの精度が飛躍的に向上します。
情報共有の円滑化　
基幹システム上の重要な情報（最新の工程表、予算実績、安全通達など）を、朝礼時に『モニまる』の大画面に映し出すことで、職人を含む全関係者に視覚的に、かつ確実に共有できます。
顧客満足度と定着率の向上　
貴社のシステムが現場の日常業務に深く組み込まれることで、その利便性が再認識され、顧客のDXを強力に推進。結果として、システムの定着率と顧客満足度を高め、チャーンレート（解約率）の低下に貢献します。

それでは、具体的な連携方法を3つのアプローチから見ていきましょう。

最も強力でシームレスな連携方法が、API（Application Programming Interface）の活用です。APIを「システム同士が会話するための公式な連絡通路」と捉えていただくと分かりやすいでしょう。

【連携イメージ】

API連携は、最も付加価値の高い連携方法であり、貴社システムの競争優位性を大きく高める可能性を秘めています。

貴社のシステムが、PCのWebブラウザで利用可能なクラウドサービスとして提供されている場合、最も手軽に連携を始められます。

モニまるは高性能なWebブラウザを標準搭載しているため、特別な開発をせずとも貴社のシステムにログイン、大画面で表示・操作することが可能です。

【連携のポイント】 重要なのは、大画面でのタッチ操作を前提としたUI（ユーザーインターフェース）の最適化です。ボタンを大きくする、レスポンシブデザインに対応など一手間加えるだけで、現場での使いやすさは格段に向上します。

最高のユーザーエクスペリエンス（UX）を追求するなら、『モニまる』のOS（Androidベースが主流）上で動作する専用アプリを開発する、という選択肢もあります。

専用アプリであれば、オフラインでの一部機能利用や、プッシュ通知によるリアルタイムな情報伝達など、Webブラウザだけでは実現が難しい、より高度な機能を提供できます。これは、貴社のブランド価値をさらに高める強力な一手となるでしょう。

これらの連携が実現すると、現場はこう変わります。

【朝礼】 貴社のシステムから最新の工程表と人員配置が『モニまる』に自動表示。前日の作業進捗やヒヤリハット事例も共有され、質の高い朝礼が短時間で完了する。
【日中】 現場で撮影した配筋写真や是正箇所の写真が、『モニまる』から貴社の品質管理システムに直接アップロードされる。データは自動で整理され、写真台帳の作成もほぼ自動化。
【終業時】 各自が『モニまる』で作業日報を簡単に入力。そのデータは勤怠・原価管理システムに即時反映され、監督は日報の取りまとめや転記作業から解放される。